自宅の管理会社が分からない!連絡先の調べ方についてご紹介!
賃貸で部屋を借りている場合は、鍵をなくしたり、水回りが壊れたりするなど、突然の問題が発生する場合があります。そんなときにサポートしてくれるのが管理会社ですが、名前が分からずにコンタクトがとれない事態が起きることも少なくありません。そこで今回は、自宅の管理する会社が不明な方に、連絡先を調べる方法について紹介します。
不動産管理会社がしてくれること
不動産管理会社とは、オーナーに代わって物件の管理やメンテナンスをする会社で、オーナーと入居者の間に立って管理を行い、それぞれが満足する住環境を提供してくれます。建物自体を管理するのはもちろんのこと、設備をメンテナンスしたり、入居率を確認したりと、幅広い業務を行ってくれます。物件管理はオーナー自身でも行うことはできますが、手間がかかるために不動産管理会社に任せることが多いでしょう。
また、業務の内容に関しては、管理業務委託契約によってオーナーと不動産管理会社との間で決めることがほとんどです。具体的な内容としては、建物や設備のメンテナンスや清掃業務などの建物管理と、入居者の募集や新規や更新の賃貸契約関係の手続き、家賃集金、滞納者への督促、クレーム対応、退去立ち会い、修繕工事の手配などの賃貸管理の業務があります。入居者のサポート業務も行っているため、設備面やご近所のトラブルがあった場合は不動産管理会社が解決してくれます。
賃貸物件の管理会社を調べる方法
普段生活をしていてもあまり自分の住む物件の管理会社に連絡する機会はないため、連絡先が分からない方もいます。何も問題がなければとくに連絡先などを知る必要はありませんが、いざ問題が発生した場合などは連絡先が分からないままだと、問題を解決できずに困ってしまうでしょう。しかし、会社名や連絡先が分からなくても調べる方法はいくつかあるので紹介します。
インターネットで検索
まずはインターネットを利用して調べる方法です。検索サイトにて物件名を調べてみましょう。管理会社は自社が管理している物件をネットに掲載していることは少ないので、ここで判明する確率は低いですが、賃貸物件で入居者募集の広告が出ている場合は、管理している会社名や連絡先が記載されていることがあります。ただし、仲介会社しか記載されていないことが多いので、見つけることは難しいかもしれません。
賃貸契約書を確認
賃貸物件に入居するときには必ず賃貸借契約書を交わし、一部は入居者が受け取っています。その中には必ず管理会社の名前と連絡先が記載してあるので、契約書を探すのもひとつの方法です。万が一契約書をなくしてしまい見つからない場合は、物件を紹介してくれた仲介会社に連絡をとってみるのもひとつの方法です。仲介会社も契約書の控えを保管しているため、物件名と契約者名、契約日などを伝えて、詳細を説明すれば管理会社の連絡先を教えてくれるはずです。
物件のエントランスや看板をチェック
居住中の物件のエントランスに管理会社や連絡先が書いてあることがあります。また、周辺にも看板やのぼり旗に記載されている場合もあるのでチェックしておきましょう。館内の掲示板には管理会社からのお知らせとして社名が書いてあるときもあります。
同じ物件に住んでいる人に確認
もし同じ物件内に知り合いの方がいるようなら、聞いてみるのもひとつの手です。ただし、顔見知りでなければ、いきなり管理会社名を聞いても怪しまれる可能性があるので注意が必要です。
管理会社が分からないときの対処法
上記に紹介した方法で調べても管理会社が分からない場合は、法務局で物件の登記簿謄本を有料で取得する方法があります。登記簿謄本には土地や建物に関しての所在や面積などが書かれていますが、その中には所有者の住所も記載されています。
そこで、時間と手間はかかりますが、謄本に記載された所有者の住所に、所有者の物件の居住者で管理会社が分からなくなった旨を連絡することによって、連絡先を教えてもらう方法があります。基本的に登記簿謄本の情報は一般公開が義務付けられているため、関係者ではなくても情報を閲覧できるので、最終手段として覚えておいてください。
まとめ
鍵をなくした時や設備が故障したときなど、いろいろな問題が起きた場合に頼もしい存在として不動産管理会社がありますが、居住中の建物がどこの会社が管理しているか分からないということもあります。そんなときにはまずは契約書の確認が必要ですが、紛失した場合などは、ネットで調べたり、知り合いに聞いたり、物件を仲介してくれた不動産会社に確認したりすることで見つかることがあります。それでも分からない場合でも、上記で紹介したように登記簿謄本で確認するなどの手段があるので、今回の記事を参考に分からなくなった自宅を管理している会社を探してみてください。